療養中です(´。`)
2007.12.17.
誰もみていないから公表しますけど、10月初旬から11月下旬まで病気治療のために入院をしていました。
入院するということで、MacBookを入院間際に買って持ち込みました。
ですが、10月26日に新しいOSのバージョン「MacOS X Leopard」が発売されるというのに...タイミングをしくじったような気が...
それにMacOS X Leopardが発売後にMacBookも新しいのが発売になってしまいましたとさ(>_<)
でも、MacBookのスピードったらビュンビュンで、今まで使っていた2000年製iMacには、戻れません。(それに Leopardも動作しませんしね。)
それから話は変わりますが、現在はしばらく療養期間ということで、来年の夏過ぎまではカヤックをすることが出来ません(∋_∈)
ふ〜残念(;´_`;)って、いつもと同じペースだと想っているあなた、正解です!(^^)!
で、入院期間中に、いままで買いっぱなしで、読む機会を失っていた多くの本をだ〜っと読むことが出来たので紹介します。
では、読んだ順番に...
アウトドア衣料のメーカー「パタゴニア」創設者の
イヴォン・シュイナード
氏の自伝と経営哲学というか人生哲学が書かれた本。
会社とは誰ものも?
それは「地球」である、と普通であれば???な事を説いている本です。
そのなかで、「パタゴニア」では社員の責任感と協調性を培うために、完全フレックスタイムを敷いていますが、その1例として、いつどんな時でも波がいい時には仕事をほっといてでもサーフィンをするべきだと言っているという事をセンセーショナルにタイトルにしています。
とうぜんサーフィンに行っている間にその社員へ掛かってきた電話などは別の社員が処理をしなければいけませんが、それを当たり前に出来る社風が「パタゴニア」にはあるそうです。
これは産休であったり、本人や家族が病気の時に休む場合や何処かへ遠征へ行ったときに休む場合も同じで、自身の仕事内容については他の人と共有し、いつでも代わりが出来るといいます。
これについては、ほんと自身の勤めている会社に当てはめて考えると、そんな余裕は無いな〜という感じがします(x_x)
あとは、製造過程での環境負荷(外注先の分も含む)であったり、輸送での環境負荷などを常に考えていて、一般消費者もよく考えて物を買わないといけないなと再認識することがたくさん書いている本です。
このホームページを作成したソフト「Bind for WebLife」他を製作した「デジタルステージ」の代表 平野友康氏が2007年の9月発売分で一時休刊した「
MacPower
」での連載をまとめた本。(
MacPower
は季刊誌になって12月8日に復活しました。)
平野氏は、「デザイナーが考える未来を"かたち"にすること」を掲げて、ソフトウェア開発会社を立ち上げた人で、本当にオイラが使いたいと思えるソフトを提供してくれています。
この本の中には、自身の仕事の事であったり、Macの事であったり、Wiiの事であったりたくさんのことが書かれていますが、どれもうわべだけは判っているけども、よく判らない芯の中身を判りやすく説明してくれます。っていうかオイラと感覚が似ているのだけなのか、ことごとく納得させられます。
本の中身も考えられていて、注釈を文章の下段に持ってきたレイアウトになっているので、IT関係本が苦手な方にも読みやすくなっていると思います。
シーカヤック番長の海洋ジャーナリスト
内田正洋
氏が書いた「
祝星「ホクレア」号がやって来た。
」を読んで、読みたくなった本。
天体の動きと、波の動きから自分のいる場所を計測して航海するという信じられない方法を受け継ぐ過程をハワイ人
ナイノア・トンプソン
氏を通してハワイ大学の先生が書いています。
本の内容は、最初はなかなか読みにくく、苦労しましたが、中盤から後半にかけてグイグイ引き込まれるというか、自分で本当に航海術が分かってきた気にさせれられる本です。
それと、我々モンゴロイドがカヌーに乗って、人類が太平洋へ拡散していったという、証明に立ち会ったような気にもなります。
つまり、南の島々へはカヌーを使ってアメリカ大陸へ渡り、北のアリューシャン列島からアラスカへは、カヤックを使ってアメリカ大陸へ渡ったという証明です。
そう考えると、私たちモンゴロイドは凄い旅人だったんだな〜と、みょうに感心してしまいます。
○アンビエント・ドライバー 著者: 細野晴臣
大好きな音楽家
細野晴臣
氏の各種雑誌での連載をまとめた本。
最初は何気なしに読んでいましたが、細野氏の精神構造の内部へ入り込んだような気がしました。
本の内容的には、たわいのないことから、ある一点に集中して書かれた様なことまで、バラエティー豊かに書かれています。
その中で、あとにも出てきますが、ネイティブ・アメリカン関係の事がたくさん出てきて、とても興味をそそられました。(で、入院中に本を大量発注してしまいました(^_^;)。)
○縄文人は太平洋を渡ったか 著者: ジョン・ターク
この本は1年ぐらい前に買った本で、ページ数が500ページ以上あったので、読むのに躊躇していた本です。
読むと、やっぱりというか、この著者の書き方に馴染めずに読み切るのにむちゃくちゃ苦労をしました(;_;)
ただ、著者がやっていることは、もの凄くて、2シーズンの夏を使って、北海道を出発してから国後島、千島列島を渡り、ロシアのカムチャッカ半島沿いにカヤックで進んでいくというもの凄い無茶なことをやった記録です。
で、最終目的地であるアラスカへ到着するのですが、なぜかホクレア号の遠征と比べて、学術的な意味合いが薄い遠征だったような気がするのは、著者の無謀とも採れる計画のせいかもしれません。
当然、アメリカ人が最果てとはいえロシアへ、しかも日本からロシアへ渡り、その後にアメリカへ行くという、遠征をするとなると、こんな計画しか立てられないのかもしれませんが...
北からと南からのモンゴロイドがアメリカ大陸へ渡った話を読んで、さらに
細野晴臣
氏の本から影響を受けて買った本です。
この本は、若き人類学者"
カルロス・カスタネダ
"が、ヤキ・インディアンである"ドン・ファン"に弟子入りし、怯えながらも様々な幻覚作用を経験し、フィクションかノンフィクションか分からない世界を記録した本です。
ぐいぐい引き込まれていく様な内容です。最後の考察は必要だったかどうかは疑問ですが...
ただ、この本の続編を8冊も買ってしまうぐらいにはまってしまいました。
まだ、他にもこの人の書いた本は有るのかな?
○ローリング・サンダー 著者: ダグ・ボイド
この本も
細野晴臣
氏の本から影響を受けて買った本で、やっぱりネイティブ・アメリカンの事を描いた本です。
本の内容は、「人間の心理および生理的状態の自発的コントロール」を研究している著者が、自身の研究の延長としてローリング・サンダーという名のネイティブ・アメリカンでメディスンマンの講演を聴きに行く所から始まります。
やっぱり不思議なことがたくさん起こるのですが、その現象すべてが必然的に起こっているとローリング・サンダー氏は言います。
ネイティブ・アメリカンが今まで受けてきたアメリカ政府の嘘、迫害や差別などは置いておいて、他の宗教の人、人種の人ともともに輪を作って、グレートスピリッツ(神様)の元で正しい行いをしようと説きます。
この本も読んでいくうちに、どんどん読むスピードが上がっていくようなおもしろさが有ります。
この本も
細野晴臣
氏の影響で、買った本です。
ネイティブ・アメリカンのレイム・ディアー氏から口述で得た話を本にまとめたと言うことで、レイム・ディアー氏の自伝的な内容になっています。
文庫本サイズですが、上巻・下巻で900ページ以上もある大ボリュームで、現在も下巻を読んでいる途中です。
ローリング・サンダー
よりも、もっとアメリカ政府に対する反感と言うか抵抗感が強く出ています。
オイラが歴史に弱いせいか、そういう報道が少ないせいか分かりませんが、今まで知っていた歴史よりもひどい侵略や差別をネイティブ・アメリカンは受けていたんだと知りました。
○チーム・バチスタの栄光
著者:
海堂 尊
ここまで出てきた中で、唯一のフィクション物です。
第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作だそうです。
また、 来年には竹内結子と阿部寛の主演で映画が公開されます。
大賞受賞作だけあって、ぐいぐい読まされてしまい、一晩で一気に読み切ってしまいました。
かなり面白かったと想います。
それぞれのキャラクターが、変に親近感がわいて、謎が解けた後では、清々しささえも漂うといった感じでしょうか。
ミステリーなので、あまり内容を書くと面白くないので、出版社の宣伝文句を並べます。
「東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。
(バチスタ手術とは)
バチスタ手術は、学術的な正式名称を「左心室縮小形成術」という。一般的には、正式名称より創始者R・バチスタ博士の名を冠した俗称の方が通りがよい。拡張型心筋症に対する手術術式である。肥大した心臓を切り取り小さく作り直すという、単純な発想による大胆な手術。(本書より) 」
以上、だ〜っと適当な文章で書いてみましたけど、どれか読みたいと想った本は有りましたか〜?
こんな文章じゃ、本の面白さは伝わらんかな〜?